DPAT,DDAC,MTCSS、Crystallizedシリーズに代表されるハイエンドオーディオ機器はもちろん、オリジナルポータブルオーディオ機器,PC audio(PCオーディオ)やHTPC,そしてAV機器などオーディオだけでなくコンピューター,アナログ技術を駆使して高度なオリジナル商品,カスタム商品,カー用品をお届けする それが OJI Specialです。改造、特注などのカスタム品 custom-made もお気軽に

BATT2 Balanced Attenuator
For Complete Balanced Drive System 

「バランスシステム専用アッテネータ」

ハイエンドバランスオーディオ再生の為のパッシブアッテネータ
最もシンプルな音楽再生を求め、入力セレクタだけでなくパワーアンプ切り換えもできる出力セレクタも装備。機能と性能を重視した完全バランスアッテネータ。


高出力 高ダイナミックレンジのハイエンドDACの性能を極限まで活かす為に増幅回路を持たないBATT2コンプリートバランスパッシブアッテネータは歪みや音色付加を伴うアンプを使わないため増幅回路での音質劣化が無く、電源系統に伴う各チャネルの干渉が排除され、理想的な音量調整が可能です。
また 異なるDACやアナログ機器などの入力セレクタ、さらに ハイエンドスピーカー再生とハイエンドヘッドフォンパワーアンプ等を切り換えできる出力セレクタも装備。
シンプル かつ 高性能なシステムを構築できます。

アッテネータユニット

基本性能として主役となるアッテネータユニットは角度減衰量の精度が高く、各独立した4つのアッテネータユニットの精度を追求できるラダー型を採用。
ホットコールドが完全に揃ったCompleteBalanceを忠実に実行するために 独立した4つのアッテネーションユニットを連結動作させ、かつ それらの干渉を防止するシールド板によって遮蔽されています。アッテネーションは実用領域で多用する高音質となる多くのポジションで、左 右 ホット コールドの全ての素子間で高精度となる調整がされています。
アッテネーション方式は角度減衰量の精度と高減衰量を追求したラダー型となっており、低摺動ノイズ、低挿入損失と100,000 Cycles 以上の高寿命、-10~70度の長時間広範囲の安定動作を誇る高性能アッテネーションユニットを採用。
精度の高い コンプリートバランス再生を行えます。

徹底シールドされた内部配線

アッテネータ、バランス再生、バランス伝送 など、高度な伝送と減衰には全てのライン構成が、お互いに干渉し合うこと無く外乱に左右されない事が大切です。
低損失、高密度シールドワイヤで各チャネルを個別に端子一つ一つ丁寧にハンダ付けを行っています。また アッテネータの各チャネルはシールド壁で隔離されそのシールドは最も電気抵抗が低く、かつノイズの主成分である高周波領域でも表皮効果を考え純銀メッキワイヤーを採用し他への影響を避けるため一点アース処理しています。
筐体での高度な遮蔽シールド効果と相まってアナログ領域だけで無くデジタル領域までも考慮した高度なシールド効果を発揮します。
OJI Speciaは生産性等よりも性能優先を第一に考えハイエンド全ての製品において一貫してこの考え方を貫いています。

入出力セレクタ

シンプルで高音質を目指したシステムのために、最低限必要な 2系統のバランス入力セレクタとスピーカー再生用パワーアンプとヘッドフォン専用パワーアンプなどを切り替えられるバランス出力セレクタが装備されています。
最小構成でもワイヤーの抜き差し、別途セレクタなどを用意することが不要となり接点やケーブル等を極力排除出来、最小構成でシステムを構築できます。音質変化となるアンプや切り替え機構を極力減らすシンプル再生をサポートします。

強固な筐体

それらを納める筐体は 当社のアンプでも定評があるB筐体を使用。高剛性インシュレータベースのHiRIS と シリコンアイソレーション標準装備。
NC精密精密加工された高剛性の筐体が アッテネータ、コネクタ等の歪みを極限まで抑えて精度の高い再生をサポートします。
内部に発熱体はありませんが、アルミヒートシンクはアッテネーションユニットへの環境温度の緩やかな平衡化と筐体剛性を高め不要な共振を押さえる為にあえて採用。
また 本筐体は最低2mm厚を保持しており、このアルミ製の筐体遮蔽はシールド効果の為です。昨今のオーディオはデジタルオーディオが主流で、多かれ少なかれ 100KHz以上の高い周波数が彼方此方で使われています。精密なジッタの無いクロック動作などを支えるためには、これらのノイズをラインに乗せないシールド対策は非常に重要です。全ての機器はつながっていますので下流だけで無く上流への影響も問題となるからです。
鉄とアルミを比較しますと 100KHz程度で減衰量は鉄と逆転し100KHzより高周波領域では非常に高いシールド効果が得られます。特に厚さは重要で2mm厚の本筐体の吸収減衰量は1MHz前後で2mm厚の鉄に比較しても100dBものシールド効果を期待できます。
また厚さのある強靱な筐体はHiRISアイソレーションシステムを効果を高め、接点の不要振動を抑えるだけでなく、ハイエンドシステムで使われる極太ケーブルなどをお使いの場合でも安定したアッテネーション動作をサポートしています。


主要スペック


オーディオバランス再生用アッテネータ
■入出力セレクタ部
入力XLR 2系統 出力XLR2系統 (金メッキ端子)
切り替え機構 入力セレクタ、出力セレクタ(金メッキ接点)

■アッテネータ部
回路方式 ラダー型
減衰量  [dB]
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 27 30 33 37 42 48 58 Cut off 15度ステップ
減衰量偏差 0~  -10dB ±1dB 注)
         -30dB ±2dB
         -42dB ±3dB 
相互偏差  0~  -10dB :1dB 
         -30dB :2dB
         -42dB  :2.5dB 
最大定格 DC20V (0.1W)
総合抵抗値 50KΩ ±20%
摺動寿命 100,000往復以下 
温度範囲 0~+50℃(使用時)、-15~+75℃(保存時)
相対湿度 90%RH (結露のない事)
注)※測定負荷は 全抵抗値の20倍以上で規定

■筐体部
HiRISインシュレータシステムHigh Rigidity Insulator System 装着
シリコンアイソレーション Isolation Base SiIB-01装着 
筐体 アルミNC精密加工筐体
大きさ 215 (W) x 88 (H) x 230 (D) (突起物含まず)重さ 約2.9Kg

※1 仕様は 性能向上等のため 予告なく変更することがあります。予めご了承願います。
※2 電気的機械的仕様は初期値です。使用環境等によって劣化の程度は異なります。


価格 税込み 396,000円(360,000円(税別))