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 バイナリ一致検証方法 (具体例 DPAT)
バイナリ一致を検証する概要はわかっていただけたと思いますが、実際にDPATで検証してみたいと思います。
バイナリ一致の検証方法は 5年ほど前に Dual CPU Worldでも個人的に発表してきましたが、今回はわかりやすく具体的なソフトウエアを紹介しながら書いてみたいと思います。

まず バイナリ一致パソコン(ここではDPAT)を2台用意します。パソコンAとパソコンBです。

1,接続は パソコンAのSPDIF光出力とパソコンBの光入力を接続します。
2,パソコンAには マスターデータ ここでは 「aki1.wav」を用意します。
3,プレイヤーソフトは OJI Special PDM_Playerを使用します。



4,録音側 パソコンBには 録音ソフトを入れますが、今回は S_Rec を使わさせていただきました。
以前から便利に使っているソフトです。無音部分で区切ることができますので今回のような実験には最適です。



録音は 当然送り出しと同様WAV形式で録音します。

5,REC ボタンを押し、パソコンAのPDM_Playerを再生します。
6,録音したデータ 「aki001.wav」 は USBメモリーに入れて パソコンAに持って行きます。
7、再生したマスターデータ 「aki1.wav」 と録音した「aki001.wav」の中身を バイナリデータで比較します。
比較は データを一つずつ確認すればいいのですが、それはとても無理ですよね。
良いソフトがあります。以前A&Vビレッジ紙でも紹介した efuさん のソフトです。ノイズチェックも出来る Waveファイル専用比較ツール WaveCompare このソフトはwavに特化したソフトで プログラムのような同じアドレスに必ず同じデータがくるものとは異なるwavファイルの一致点を探してくれてそこからファイル比較してくれる便利なソフトです。


実際に比較すると 「一致しました」と言う結果が出ました。 これが ここでいう 「バイナリ一致」です。

実際のデータは バイナリエディタで確認ができます。バイナリエディタは Bz を使いました。
左は録音データ。右はマスターデータです。
録音データは 無音部分((00H)(00000000B) 表示だと 00)がカットされていますのでファイルサイズはマスターより小さくなっています。信号が入っている 00以外のところでわかりやすいところを見てみましょう。
ヘッダー の後、データの個数が記録され、その後 左右 16ビット(2バイト)ずつ 計4バイト毎のPCMデータが続きます。



これは マスターデータです。 



これは録音データです。


青く反転した部分あたりから 試しに16ビットずつ比較してみます。 00 00 01 00 FE。。。。 となっていますが、マスターデータも録音データも全く同じです。 これが 曲の最後まで(無音部分前)ずっと一致します。
これが 「バイナリ一致」です。


バイナリ一致して初めて本来のデータが DACまで送られると言うことになりますが、同じことは CDトランスポートにも もちろん当てはまります。CDトランスポートを今回説明したパソコンA(DPAT) と置き換えるだけです。
これでも同じように実験できます。

「バイナリ一致」 口で言うのは簡単ですが、こうして書いてみるとかなり大変です(笑) しかし 実際に実験するのはもっと大変です。そして 実験できても結果は別です・・・が こうして何度計測しても、データが同じというのは気持ちが良いものです。デジタルですから本来変わってはいけないデータなのですが、変わっているのを目の当たりにすると かなりいやな気分になりますね。
さて 今回は具体的にアプリケーションを含め検証方法を記述してみました。
今回 抜けているのは 「マスターCDの作り方」ですが、本来再生系でバイナリ一致せず問題となるのは 今回のようなSPDIF部分を介入させてのバイナリ一致ですが、もちろん CD書き込みソフトで音楽CDを作り それをリッピングソフトでWAVフォーマットで抜き出し、マスターデータと比較するという手法でCD制作時のバイナリ一致 も同じように確認できます。

バイナリ一致を確認するためにはソフトウエア ハードウエア 一つずつのアイテム毎に検証をしなければなりません。 たとえば 再生ソフトウエアがきちんと改竄なしで送り出しをしているか? ドライバーは?もちろん ハードウエアで転けていては話になりませんし、計測器が無い状態でこれを検証していくのは本当に大変なことでした。
振り返るとDualCPUWorldで発表したのが 2003年2月6日ですし、これ以前に検証していたのでかなり前の話です。
PCオーディオ関連やDACなど様々な実験を行っていました。今回 再掲載するに当たり、昔のことがかなり懐かしく思い出されました。
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