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 バイナリ一致検証方法 検証具体例(DPAT)はこちら
バイナリ一致を検証するためには 現物での試験が一番簡単です。
しかし 実際にこの検証を行ってみると 口で言うほど簡単ではなく、逆にかなり難しい検証となります。
といいますのは、様々な検証過程で 「確証が取れているものが無い」ということが一番大きな問題で、結果的にすべての実験を繰り返し行うしか一般の方が確認する方法はないのです。
CDドライブ、CDのリッピングソフト、CD再生ソフト、サウンドカード、ドライバーなど数々の難関が待っています。

さて では検証の流れを説明してみましょう。 

1,WindowsのWAVデータ作成
 何か録音するのもよし、リッピングしたデータでもいいので 一曲マスターデータを製作する。 以下このデータを 「マスターデータ」という。これは パソコンのハードディスクに置いておく。
2,マスターデータから 音楽CD製作。以下 これを「マスターCD」とする
3,Windowsパソコンで「マスターCD」をリッピングしてWAVファイルとしてCDの中のデータを取り出す。以下 これを「リッピングデータ」とする。
4,「マスターデータ」と「リッピングデータ」のデータ内容を バイナリデータで比較する
5,この結果 完全に一致したら このパソコンは 「CDとパソコン間のデータに差違がないパソコン」と言うことになる。
このパソコンを 「パソコンA」と呼ぶ
ここまでの実験では 当然私が言う「バイナリ一致」しているわけではなく あくまでもCD制作と読み込み課程でデータ一致しているに過ぎません。



6,「パソコンA」にSPDIFインターフェースをインストールする。さらに この構成のパソコンを もう一台製作。これを 「パソコンB」とする。

7,「パソコンA」のSPDIF出力 を「パソコンB」のSPDIF入力に接続する。
8、リッピングデータ(実際にはマスターデータと全く同じ事を5で確認しているので マスターと同じ物である)を「パソコンA」で再生して 「パソコンB」でSPDIF デジタル録音する。
9,録音したデータ (以下「録音データ」という。)をUSBメモリーか LAN等で 「パソコンA」のハードディスク内に移動する。
10、「マスターデータ」と 「録音データ」をバイナリデータで比較する。
 このデータが完全に一致したら このパソコンは「バイナリ一致した」と言うことになり、CDのデータ(マスターCDのデータ)がそのまま 変わることなく DACまで到達するパソコンと言うことになる。



11、「パソコンA」と「パソコンB」の入出力関係を逆にして同じ事を検証する。

 こうすることで 入出力双方でバイナリ一致するパソコンと言うことになり、これを 「バイナリ一致パソコン」とでも呼んでおきますが、「バイナリ一致パソコン」ができると これは 測定器となります。
一般のCDトランスポートの出力を 「バイナリ一致パソコン」の入力に入れて デジタル録音して そのデータとCDのデータをバイナリレベルで比較すれば、CDトランスポートがバイナリ一致しているか測定できます。

ここで 再度確認のために繰り返しますが、あくまで 「SPDIF」等の デジタルデータ出力まで確認しているわけで、単に CDをリッピングして そのデータがマスタデータと一致しても そのデータが SPDIF等のデジタルインターフェースに変化無く出てくるかどうかは 別の話となりますので注意が必要です。 通常は SPDIF光またはコアキシャル等では バイナリ一致しません。

また ハードウエアやソフトウエアに詳しい方が 伝送中のデータ欠損 等の誤り訂正などを思い浮かべる人がいると思いますが、トランスポートが抱える 問題は、それとは別に「データを改竄」して「別のデータにして送り出し」をしているという事です。
音楽CDのシステム上 標準で搭載されている 修復できないデータ欠損の修復の有無などは これ以前の問題となり、これはクリアしていない つまり  データ欠損していると 当然ながらデータは異なるわけで、このバイナリ一致実験でバイナリ一致することはありません。


この実験で バイナリ一致パソコンを DACに置き換えると バイナリ一致するトランスポートから出力されたデジタル信号は DACのレシーバーまではデータが変わることなく到達しているということになります。


バイナリ一致の確認をした DPAT-01シリーズ
DPATシリーズとDDAC (お客様のシステム)

さて 今回バイナリ一致とはどうすることでわかるのか という検証方法を書いてみましたが オーディオはこれだけでは終わりません。デジタル再生には もう一つ大きな問題があります。それはクロックです。
クロックも 多くの人が勘違いしている 何ppmと言った ゆっくり周波数が変わる偏差を言う問題ではなく 位相ノイズという 周波数近傍付近の揺れが問題となります。
これも OJI Specialでは DPAT-01シリーズで 高精度水晶やルビジウムはもちろん、工業用のセシウムクロックまで使い検証を続けてきました。
さらに 位相ノイズを増やさないための デジタルケーブルなどもこういう理論から開発してきました。
機会があれば是非 DPATシリーズやケーブル等聞いていただければと思います。
バイナリ一致の具体的な検証方法